貝柱

ジャニーズの概念すらも体系的に全部好き。主観で色々思って考えます。駄文です。

私が考えるトンチキの魅力

なぜ自分は「トンチキ」が好きなのか改めて真剣に考えてみました。

 

 

ずばり、

「トンチキ」はジャニーズをジャニーズたらしめるから

 

ここでいう「トンチキ」とは反射的な第一印象が

「?」「ん?」

となるものを形容したものとします。

 

ジャニーズが好きな私としては、ジャニーズたらしめるものは好きです。

しかし、そのジャニーズたらしめるものは「トンチキ」であり、反射的な第一印象は「??どゆこと?😅」。私の中のノブが大暴れします。

すんなり理解できない、という雑に表現すれば不快ともいえる感想を持つのです。

この感情を瞬発的に持つのにも関わらず、好感を覚える、むしろ身震いするほど好き(言い過ぎだとは思いますが、これぐらい興奮するほど好き笑)であることには「トンチキ」を認識する過程にあると考えます。

まず、トンチキ演出やトンチキな曲というものは「?」と観客に引っかかりをもたらすために、印象に残ります。さらに友達と感想を共有する中で、自分だけが引っかかったのでないと分かると、さらにその「?」の存在感は大きくなります。そしてこの「?」は定期的に訪れ、過去にも観客が「?」となるもの存在しており、既に「トンチキ」はジャニオタの中で確固たる地位をもっていることを知るとさらにジャニーズの演出や曲の中でのトンチキの存在感は大きくなります。最終的に「トンチキ」と自分の好きなジャニーズが強く結びついていき、トンチキであることはジャニーズらしくて良い、ジャニーズらしいものは好き、という「トンチキ」すらも好感を覚えざるを得ないことになるのだと思います。

 

好きや嫌いの認識は、以外に脆く、曖昧です。偏見はすぐに生まれます。それ自体の評価ではなく、自分の状態や自分のこうなりたいという希望や、既存の偏見、周りの意見などに影響されてしまうものです。

自分が嫌いなものでも自分が好きな人、自分が尊敬する人がそれを好きと言ったら、自分の嫌いが揺らぐことがあります。そして、いつのまにか嫌いでは無くなっていることもあります。良くも悪くも偏見は生じます。

事前にトンチキが肯定されていると突如現れる「?」も肯定できるのです。

 

既に「トンチキ」なのがジャニーズらしくて良いという言葉もネット上には流布していました。ジャニオタである自分がジャニオタであることを強化するために、「トンチキ」そのものの評価は棚に上げ、自分はジャニオタなのだから、先人たちが言うとおり、この「トンチキ」はジャニーズらしくて良いものであると認識してしまうために、「トンチキ」は良いという感想にいたることも考えられます。先人の発言の影響は大きいと思います。

 

加えて、トンチキが肯定される世界は皆が提供されるものに従順であるともいえると思います。従順にさせらたとも言えるかもしれません。ツッコミを入れていても、トンチキじゃんと嘲笑っても、結局みんな見る。もちろん担当が出てるから見て、担当が生きてるから、トンチキでも最終的に「良かった」「好き」というプラスの感想を持つ。引っかかっていた「トンチキ」も肯定するようになる。トンチキの演出を飲み込むほどに、強い演出やタレントが好きという気持ちがあり、どんなものも受け入れてしまう従順なファンができあがった(私)のだと思います。本当に文化であり、もはや部族。

 

自分の好きを説明するのは難しいですね笑